2009年10月06日
仙台市営地下鉄が実質的に初黒字
肌寒く秋雨が続く東京。
強力な台風18号の上陸が明後日に迫っているとの報道があります。
東京新聞:猛烈台風18号 8日上陸の恐れ:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009100602000224.html?ref=rank
最後に台風が上陸したのは2007年9月の台風9号とのことですから、
上陸すれば約2年ぶりとなるようです。
---
一昨日の河北新報の記事で仙台市営地下鉄が黒字になったと知りました。
地下鉄19年ぶり黒字 仙台市公営事業08年度決算
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091004t11022.htm
以下、より引用させていただきます。
仙台市営地下鉄南北線は1987年(昭和62年)7月15日に開業。
ずっと赤字だったと思っていましたが、19年前は黒字だったこともあるのですね。
市営地下鉄南北線の経営状況については
仙台市交通局のサイトにまとめたページがありました。
仙台市交通局 地下鉄南北線の経営状況 総論編【総論・収入・支払利息・減価償却費】
http://www.kotsu.city.sendai.jp/kigyo/keiei/subway_keiei_1.html
上記のページの(1)赤字とはどのような状態?という項目にはこのように書かれています。
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この項目では、赤字とはどのような状態のことを言うのかを説明します。
お客様から頂く運賃収入を中心とする、1年間の「収益」から、南北線における日々の営業に必要な、1年間の「費用」を差し引いたものを「収益的収支」と言い、経営状況を判断する指標となります。
いわゆる「赤字」とは、収益的収支がマイナスの状態にあることを指し、「収益より費用が大きい。」状態にあるということです。
赤字または黒字(収益的収支) =運賃等の収益−人件費や経費等の費用
※収益的収支がマイナスなら赤字、プラスなら黒字
-------------------------------------------------------------------
で、途中いろいろ説明があって、(3)赤字は今後どうなる?という項目にはこのように書かれています。
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今まで述べてきたように、運賃収入などの収益は横ばい傾向にありますが、支払利息や減価償却費などの費用は着実に減少してきており、毎年の赤字額は減少しています。
図表9は南北線の赤字について、過去10年間における決算額、平成20年度の見込額をそれぞれ示したものです。平成10年度には76億円であった赤字額が、平成19年度には4億円と大幅に減少しています。
また、平成20年度見込額では、支払利息がさらに圧縮されること等により、実質的に初の黒字となる見込みです。

*画像は(3)赤字は今後どうなる?より。
このように南北線の経営は、平成20年度には黒字化する見込みであり、このため累積赤字も平成20年度以降は減少していく予定です。
しかし、依然として厳しい経営状況であることには変わりなく、今後とも、借入金の返済を進めることで支払利息の圧縮に努めるとともに、増収策やその他の経費削減策にも着実に取り組み、少しでも早い累積赤字解消を目指してまいります。
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つまりようやく黒字化にこぎつけたのは2008年度の1年間の分だけで、
まだまだ累積赤字(これまでの赤字額の合計)は残っているということでしょうか。
累積赤字が無くなるのはいつごろになるのでしょうねぇ。
人口が大幅に増える見込みもなく、
2015年に開業予定の東西線も建設中なのを考えると
大丈夫なのかと心配してしまいます。
ようやく黒字化したのですから頑張ってほしいものです。
・・
話は変わりますが、市営地下鉄南北線では
今月から最南端の富沢駅から順次ホームドアが設置されるようです。
仙台市交通局 可動式ホーム柵
http://www.kotsu.city.sendai.jp/kigyo/anzen/homesaku/index_new.html
よく東京メトロの三田線"を利用しているですが、このホームドアがあると転落事故が防止できて本当にすばらしいと思っていました。
仙台の地下鉄にもあったらいいなぁと思っていたので
導入されるのは喜ばしいことです。
東京の山手線とか中央線の全駅にも設置すればよいのに。
強力な台風18号の上陸が明後日に迫っているとの報道があります。
東京新聞:猛烈台風18号 8日上陸の恐れ:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009100602000224.html?ref=rank
最後に台風が上陸したのは2007年9月の台風9号とのことですから、
上陸すれば約2年ぶりとなるようです。
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一昨日の河北新報の記事で仙台市営地下鉄が黒字になったと知りました。
地下鉄19年ぶり黒字 仙台市公営事業08年度決算
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091004t11022.htm
以下、より引用させていただきます。
仙台市は地下鉄、バス、水道、下水道、ガス、病院の各公営事業の2008年度決算をまとめた。地下鉄は19年ぶりに黒字を達成。バスを除く4事業も黒字を確保した。地下鉄、バス、下水道、病院は一般会計からの繰り入れが21億〜87億円あった。
●地下鉄
総収益は141億3072万円で、総費用は支払利息の削減を図るなどして前年度比16億2373万円減の127億6251万円。黒字額は13億6821万円となった。一般会計からの繰入額は24億1736万円。乗客は前年度比1.7%減の5671万8000人で3年連続の減少。09年度決算も黒字を見込む。
●バス
乗客数は大学、専門学校生らを対象とした「学生向けフリーパス」などの効果で前年度比1.8%増の3920万3000人と17年ぶりに増加した。一般会計からの繰入額は約28億8004万円。土地の売却や人件費の抑制を図り、赤字額を7708万円に抑えた。
●水道
総給水量は前年度比1.8%減の約1億2294万立方メートルで、3年連続のマイナス。節水意識の浸透で給水量の減少傾向が続いている。支払利息の減額を図り、8億9893万円の黒字を確保した。累積欠損金は34億6756万円に減少した。
●下水道
総収益は汚水などの処理量の減少で、前年度比2.5%減の260億710万円。支払利息の削減などで総費用を抑え、5年連続の黒字を確保した。一般会計からの繰入額は86億6513万円。資本費平準化債などを含めた累積負債額は175億5418万円。
●ガス
都市、プロパンを合わせた販売量は2億7767万立方メートル。原料価格の高騰などにより、総収益は392億4974万円、総費用は390億9998万円と、ともに過去最高額を更新した。供給戸数は36万3757戸で61年ぶりに減少したが、業務用の販売量が増え、収支は2年ぶりの黒字に転じた。
●病院
延べ患者数は入院、外来とも減り、41万4360人となった。減少は3年連続。診療所との連携が進んだのが主な要因だ。一般会計からの繰入額は20億7981万円。純利益は4611万円で5年連続の黒字だった。
*引用ココまで*
仙台市営地下鉄南北線は1987年(昭和62年)7月15日に開業。
ずっと赤字だったと思っていましたが、19年前は黒字だったこともあるのですね。
市営地下鉄南北線の経営状況については
仙台市交通局のサイトにまとめたページがありました。
仙台市交通局 地下鉄南北線の経営状況 総論編【総論・収入・支払利息・減価償却費】
http://www.kotsu.city.sendai.jp/kigyo/keiei/subway_keiei_1.html
上記のページの(1)赤字とはどのような状態?という項目にはこのように書かれています。
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この項目では、赤字とはどのような状態のことを言うのかを説明します。
お客様から頂く運賃収入を中心とする、1年間の「収益」から、南北線における日々の営業に必要な、1年間の「費用」を差し引いたものを「収益的収支」と言い、経営状況を判断する指標となります。
いわゆる「赤字」とは、収益的収支がマイナスの状態にあることを指し、「収益より費用が大きい。」状態にあるということです。
赤字または黒字(収益的収支) =運賃等の収益−人件費や経費等の費用
※収益的収支がマイナスなら赤字、プラスなら黒字
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で、途中いろいろ説明があって、(3)赤字は今後どうなる?という項目にはこのように書かれています。
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今まで述べてきたように、運賃収入などの収益は横ばい傾向にありますが、支払利息や減価償却費などの費用は着実に減少してきており、毎年の赤字額は減少しています。
図表9は南北線の赤字について、過去10年間における決算額、平成20年度の見込額をそれぞれ示したものです。平成10年度には76億円であった赤字額が、平成19年度には4億円と大幅に減少しています。
また、平成20年度見込額では、支払利息がさらに圧縮されること等により、実質的に初の黒字となる見込みです。

*画像は(3)赤字は今後どうなる?より。
このように南北線の経営は、平成20年度には黒字化する見込みであり、このため累積赤字も平成20年度以降は減少していく予定です。
しかし、依然として厳しい経営状況であることには変わりなく、今後とも、借入金の返済を進めることで支払利息の圧縮に努めるとともに、増収策やその他の経費削減策にも着実に取り組み、少しでも早い累積赤字解消を目指してまいります。
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つまりようやく黒字化にこぎつけたのは2008年度の1年間の分だけで、
まだまだ累積赤字(これまでの赤字額の合計)は残っているということでしょうか。
累積赤字が無くなるのはいつごろになるのでしょうねぇ。
人口が大幅に増える見込みもなく、
2015年に開業予定の東西線も建設中なのを考えると
大丈夫なのかと心配してしまいます。
ようやく黒字化したのですから頑張ってほしいものです。
・・
話は変わりますが、市営地下鉄南北線では
今月から最南端の富沢駅から順次ホームドアが設置されるようです。
仙台市交通局 可動式ホーム柵
http://www.kotsu.city.sendai.jp/kigyo/anzen/homesaku/index_new.html
よく東京メトロの三田線"を利用しているですが、このホームドアがあると転落事故が防止できて本当にすばらしいと思っていました。
仙台の地下鉄にもあったらいいなぁと思っていたので
導入されるのは喜ばしいことです。
東京の山手線とか中央線の全駅にも設置すればよいのに。
Posted by ぽにょりん at 16:09│Comments(0)
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