2010年12月06日 05:56
東北新幹線の全線開業を記念してJR仙台駅で4日、仙台始発新青森行き「はやて95号」の出発式があった。
奥山恵美子・仙台市長らがテープカット。伊達武将隊や県のキャラクター「むすび丸」が見守る中、渡辺英明・仙台駅長の発車の合図で、10両編成のはやて号が午前6時40分、新青森駅に向けて出発した。渡辺駅長は「今日は思い出に残る一日になると思う」と話した。
朝5時に起きて見に来たという仙台市宮城野区の戸沢和貴君(5)は「かっこよかった。(来年3月にデビューする)はやぶさも乗ってみたい」と目を輝かせていた。
一方、東北新幹線はこの日、強風のため郡山~福島駅間で一時運転を見合わせ、運休や遅れが生じた。白石蔵王駅で約1時間車内に閉じ込められた気仙沼市の理容師佐藤京子さん(58)は「ドアも窓も開かないので息苦しかった」と話した。