2010年10月30日 08:26
尚絅学院大総合人間科学部表現文化学科(宮城県名取市)は30、31の両日、宮城県白石市内で総合文化イベント「第2回尚絅メディアフェスタ・白石プリズム回廊」を開く。
フェスタは学生が地域社会と協働しながら、メディアの特性を活用したコミュニケーション能力向上を図る同大独自の教育プログラム。
昨年秋の第1回は「今から描きたい―白石遠近法」をテーマに、学生と教員が映画やネット配信などの手法を用いて白石の魅力を表現、3日間の会期中に延べ4000人が来場した。
今年は各ゼミに所属する3年生を中心に、4年生の有志や教員ら計約100人が参加。学生は2月からキャンパスと白石を往復し、歴史や文化をはじめ市民の暮らしを取材した。
このうち、大野ゼミは商店街の空き店舗で、白石の由来とされる史跡「神石しろいし」に着目したCMを放映。小原ゼミも空き店舗で白石を紹介する雑誌やミニコミ紙を発行する。
千葉ゼミは旧商家・寿丸屋敷を会場に「白石お屋敷博物館」を開催。会沢ゼミは市中央公民館で白石の四季、片倉小十郎などを題材としたコスプレのファッションショーを開く。
佐々木公明学長は「フェスタには『少人数による手作りの教育』『地域社会と連携した実践的な教育』という本学の特徴が集約されている」と話している。
開会式は30日午前10時半から寿丸屋敷前で。31日も午前10時から各種イベントが行われる。連絡先は白石市企画情報課0224(22)1324。