仙台・川内南小泉線 安養寺工区 31日に開通(河北新報)

ぽにょりん

2010年03月10日 13:26

仙台・川内南小泉線 安養寺工区 31日に開通(河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100309t12028.htm


↑画像は河北新報の記事より

仙台市は8日、青葉区小松島4丁目と宮城野区安養寺3丁目を結ぶ都市計画道路「川内南小泉線」の安養寺工区が完成し、31日午前11時に開通すると発表した。

 開通区間は与兵衛沼公園北側の1.75キロ。市ガス局・鶴ケ谷方面の市道と、市地下鉄台原駅方面の市道をつなぐ。片側2車線で両側に幅6.75メートルの歩道を設け、4.5メートルの中央帯も造った。

 建設期間は1990〜2009年度で、総事業費は約146億円。
 市は07年、与兵衛沼公園内にある平安時代の遺跡「与兵衛沼窯跡」を保存するため、遺跡をまたぐ橋を架けるなど工法を一部見直した。

*引用ココまで*



昨日の記事なのですが、気になったのでメモ。



この道路、ず〜っと工事していましたよね。

ようやく完成するのか。

旧4号線(今は仙台・泉線でしたっけ?)と仙台市ガス局のあたりが繋がるからちょっとした抜け道に。。は使えないかな。

結局込み合いそうな(^_^;)




それにしても、与兵衛沼公園で遺跡が見つかっていたとは知らなかったっちゃ。


調査でわかったことが仙台市HPに載ってました。

仙台市 与兵衛沼窯跡(新堤地区)発掘調査 現地説明会資料
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/bunkazai/genchi/yohee.html



与兵衛沼窯跡の重要性

(1)  平窯は東北地方では神明社(蟹沢中)窯跡に次ぐ2例目の発見となります。全国的に見ても最も保存状態が良いもので、窯の構造を知るうえでも貴重な発見といえます。
(2)  棟平瓦は屋根の棟の端に葺(ふ)かれたもので、日本国内では他に生産された例がなく、唯一となる窯跡の発見例です。しかも3号窯では燃焼部の壁に埋め込まれた状態で発見しています。この棟平瓦は朝鮮半島の統一新羅(とういつしらぎ)(689〜935年)の遺跡から発見されており、古代朝鮮との関係がうかがわれます。
(3)  『日本三代実録(にほんさんだいじつろく)』という歴史書によると、陸奥国で大地震が起きた貞観11(869)年の翌年、瓦造りを得意とした新羅人を陸奥国へ配属したとする記事があり、今回の発見が史実に残された出来事を物語っている可能性があります。

 以上のことからも大変重要な窯跡の発見と考えられ、現在、関係機関と保存に向けた話し合いを進めています。
上記URLより一部引用*



かなり貴重な遺跡のようで。

約1100年前にも大地震があって、復旧のために瓦造りの職人さんが派遣されたと。


その証拠がこういう形で出てくるというのはなんとなく浪漫がありますねぇ。







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