新型インフルエンザには「仙台方式」で
いつもは見える東京タワーのライトアップが霞んでみえないと
なんとはなしに暗めの気分になる。
仙台の
大年寺山や
八木山のテレビ塔のライトアップが曇って見えないと
個人的にちょっと残念だったことが思い出された。
仙台の4つのテレビ塔のうち
ミヤギテレビのテレビ塔は
翌日の天気によって色が変わるのですが、
(晴れなら
白、曇りなら
オレンジ、雨や雪だと
緑)
東京タワーでもそれをやったら便利なのになぁと思ったり。
そんなわけで、ニュースを見ていたらこんな記事が。
新型インフル 注目される「仙台方式」 かかりつけ医でも診療可能に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090520-00000102-san-soci
以下、Yahoo!ニュースの記事から引用させていただきます。
新型インフルエンザ感染が拡大する中、感染者が「発熱外来」だけでなく、地域の診療所で受診できる仙台市の対策が注目されている。パンデミック(世界的大流行)時にはかかりつけの診療所で診断、治療を受け、症状の軽い患者は自宅療養する方式で、季節性のインフルエンザと同様に診療し、感染拡大を防ぐのが狙い。感染者が増加している大阪府や兵庫県では感染者が発熱外来に集中し、病床がパンク状態になる問題が生じているが、仙台市ではこうしたことを想定し、地元の医師会と協力して態勢を整えてきた。
この「仙台方式」は新型肺炎(SARS)騒動に危機感を抱いた梅原克彦市長が約4年前の市長就任時から、準備を進めていた。東北大の専門家から情報を得たり、厚生労働省仙台検疫所長だった岩崎恵美子氏を副市長に迎えるなど、陣頭指揮にあたった。
仙台市は今月、新型インフルエンザがパンデミックに突入したことを想定し、地域の診療所が軽症者診療機能を担うことなどを盛り込んだ「メディカル・アクションプログラム」を策定。パンデミック時には、感染者の多くは最寄りの「かかりつけ医」がいる医療機関に行くだろうという想定のもとに検討した。岩崎副市長は「国の行動計画は発熱外来を設定しているが普通のインフルエンザと同じ対応ができれば、かかりつけの医療機関に診てもらい、早く治療して自宅待機してもらった方が感染拡大防止になる」と話す。
協力を依頼された医師会は患者を受け入れる診療所を募り、市は受け入れ診療所にタミフルや防護用マスクの配布準備をしている。軽症患者は抗インフルエンザ薬の処方で自宅療養を基本に、重症患者は入院治療を行う態勢を進めている。
梅原市長は「今後は東北へも感染拡大が予想されるが、市民の生命と健康を守るため、気を引き締めて取り組んでいく」と語っている。
記事中で紹介されていた仙台市の「メディカル・アクションプログラム」↓
http://www.city.sendai.jp/soumu/kouhou/houdou/09/0218newflu.pdf
新型インフルエンザ感染者がの受診を「発熱外来」だけでなく
地域の診療所(
かかりつけ医など)で受診できるように
仙台市は対策を講じているとのこと。
梅原市長(一高出身)には
タクシーチケット問題で
あまりいい印象は持っていないのですが
この「仙台方式」は良いと思います。
症状が出たら自分の知っている先生に診てもらいたいものですよね。
少なくともぽにょりんはそう思います。
とはいえ、地域の診療所で診察ということは
そこに来ている病気で弱っている他の患者さんに
感染するリスクもあるわけで問題がないとはいえません。
良いとは思いますが、気になる方は気になるでしょうねぇ。
難しい問題です。
さて、
梅原市長の下記URLのような意見を読むと、
梅原氏は想像力を働かせて如何に事前に対策を取ることができるか?
というところに重点を置いているようです。
仙台市長・梅原克彦 首長に必要な予見力と想像力
http://www.business-i.jp/news/special-page/ronfu/200901190003o.nwc
せまりくる宮城県沖地震に対しても周到に準備をしておられるのでしょうね、きっと。
日本医療政策機構のサイト(?)に
第18回定例朝食会「仙台市新型インフルエンザへの取り組み」岩崎恵美子先生)
http://hpij.exblog.jp/9464097/
という記事があるのですが、日付が2008年9月4日となっています。
今の豚に端を発する新型インフルエンザ蔓延より前から
岩崎副市長をはじめ、仙台市は本当に事前に対策に取り組んでいたようです。
地元がこういう自治体だと(比較的)安心して住めるというものです。
今後とも住みよい街となるように勤めていただきたいです。
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